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2014年12月29日 (月)

【ライヴの記録】2014.11.21/Hash-Mix,Sand@汁や

10月18日、とーまんさんからライブ出演オファーのFBメッセージ。
心身低調なところにもってきて、平日19時からのイベントということで数日間逡巡したものの、“スーパープレゼンター・とーまん”の精神操作にまんまと乗せられて、1年半振りに人前で唄うことに。
これまたとーまんさんに乗せられて、ダメ元でお声掛けした高野さんと井上くんからの奇跡の共演OKもあり、準備期間も含めて久しぶりに「かつての蓮見」らしい時間を過ごせたので、ここに記録を残しておく。(準備期間だけで長文になってしまったのでそこは割愛)

■日時: 2014年11月21日(金)19:00開演
■場所:さいたま新都心 ライブスポット「汁や」
■プロジェクト名:Hash-Mix,Sand(蓮見季人+高野敏+井上竜夫)
141121shiruya_3

 
総括としては、そろそろこの「録音済み音源を使ったスタイル」も肯定すべきなのかな、ということ。

リスナーとしての私は、つくり込んだアレンジの録音作品が好みであり、一方、ライブにはその再現や巧みさではなく人力の熱量を求める方なので、演者としての自分もそうありたいと思っていた。

ライブイベントに“カラオケ状態”で出演するアウェー感もある。そこで、ちょっとでも人力を、と思って何度か自分でギターを持ってみたこともあったが、アブハチ取らずになるだけだということを実証したにすぎなかった。
一方、本人の忸怩たる思いをよそに、オケのアレンジを評価してくださる方々もいる。

となると、カラオケを使うことのわだかまりは、あくまでも自己都合であり、聴いてくださる方にとっても、作品自体にとっても、無用なこだわりは捨てるべきかな、というのが、現時点での気持である。
(リズム隊のいるバンドも演りたいし、かっちょよくギターなりを弾けたらいいな、とは思うけど...。)

以下、1曲ごとのエピソード集。(動画リンクあり:Youtubeの方にも各曲の解説等あります。)

 
【M1】Matter of Attitude

1曲目は、1993年に発表した『都市社会楽序説』1曲目に収録した「Matter of Attitude」。
人前で一度も唄ったことがない封印作だったが、今回の出演を決めてすぐに、心の声が「あれ演んない?」とw
元曲からテンポを落とし、歌詞も以下のように若干変えてみた。
元々「たくさんの」「基督教中心とした近代合理主義」「80年代」の掛詞だった「Ya-So」というフレーズを、今回は「ポストモダン」「コモンセンス」「スキゾキッズ」に変更することで、2014年の視点で1980年代自体を相対化。
1コーラス目の「何が善くて何が罪か、ダイスはこの手の中に」と2コーラス目の「何を選び何処へ行くか、羅針盤はまだない」を「何を選び何処へ行くか、リストはこの手の中に」「何が善くて何が罪か、羅針盤は壊れてる」に入れ替え&変更。
最後の「僕らに今、必要なのは、バランスと決断力」の「決断力」のところこそ変えたかったのだが、うっかりそのまま唄ってしまった...。
失念したのは、きっとそれも肚に落ちていなかったからかとも思うので、どう変えようとしたかはここでは伏せておく(^_^;

 
【M2】A.M.E.W.O

2曲目は、高野さんとの共作曲の「A.M.E.W.O」。
MCでは、主催者とーまんさんからの「怪しい雰囲気」という紹介文言に応えた選曲としたが、20年以上のつきあいながら初共演という高野さんと井上くんが揃う記念すべき機会なので、高野さんの曲を弾く井上くんと、井上くんの曲を弾く高野さん、という観点で次の曲とともに真っ先に選んだ。

1109takano1_211月9日、高野さんのお宅に集まってパート分担打ち合わせ。以下、高野さんの宅録音源を聴きながらのやり取り。

井上くん「(ギターを手に、ツッチャッチャッ・チャカチャカ...と何度か繰り返して)このカッティング演ればいいですか?」
高野さん「あぁ、それ演ってくれると助かる」
・・・みたいな感じ。
他の曲もこんな感じで、スムーズに決まっていくのが、見ていて楽し&頼もしかった。


 
【M3】アナンストリート

3曲目は、井上くんとの共作曲の「アナンストリート」。
彼との共作は、いっしょにバンドをやっていた時代のものがいくつもあるが、自分が唄ったことがあるものとなると限られてくる。
この曲も元々は彼がボーカルの曲だが、2005年に自分で唄ってみた経験があったのと、1曲ぐらいオケなしのものも入れたかったので、この曲に。
ふたりが二十歳の時につくった習作であるが、その後に提唱した「都市社会楽」の萌芽があるという点でも、わりと大切に思っている。
ときどき鼻歌とか、自宅でひとり唄ってたとかはナイショである。

 
【M4】おるでなり(こだわりのアリア)

4曲目は、今回のライブでもっとも“ウケた”感触のある“3・3・8拍子の曲”こと「おるでなり(こだわりのアリア)」。
SEありきの曲のため、作った当初は「ライブ再現不可能」という位置づけだったが、活動休止前の1996年に一度、井上くん+Macで演ったHash-Mix,Freezeで初演。その時は、録音時に使用したカセットテープ収録の音源を使ったのだったか、失敗して諦めたのだったか、すでに記憶のかなた。2005年の9年ぶりのライブではSEなしで演ったのだが、やはりものたりなさを感じていた。
2012年の活動再開以降SEテープを探すも見つからず、今回はシークエンサーの音源と唄入り音源をむりやり合成して、なんとか理想形に近い形で実現できた。
唄入り音源はDAT→市販カセット→業者複製のカセットと、アナログコピーを繰り返すことで再生速度が若干ずれているため、パートの切れ目でバッツリ割ってつないでごまかしてある。
また、オリジナルではイントロなしだったが、出だしの音取りが不安だったので弦楽パートをフェードインで追加してみた。

 
【M5】理由(の理由)

今回のセットリスト中、最後に選んだ曲。ひとつ前の「おるでなり」が“普通の会話ができない”理屈っぽい男の唄で、続くこの曲が“なぜ理屈っぽくなってしまうのか”の理屈の唄というつながりで、今回のステージコンセプトを「普通ということ」としてみたりしてみた。
2005年のライブ映像のコメントに「いつかちゃんとしたカタチにしてあげたい。」と書いたのだが、今回、高野さん宅での打ち合わせの際にコーラス素材を録音させていただいたことで、構想当初から頭の中で鳴っていた音にやっと近づけることができた。
2012年のレノンハウスの時のように、お客さんに唄ってもらうのも愉しいけれど、それも「完成形」あってのもの。これにてやっとスタートラインにもってこれたという感じ。1996年2月に書いてから18年半かけての完成w
そして初めて唄い出しの場所を間違えずに唄えた(^_^;

 
【M6】シリアス

ラストは、1995年以来となる約8分の長尺曲「シリアス」。
ライブ向きだとは思いつつ、持ち時間制約から2曲分ある曲を入れにくいのと、後半のインスト部はバンド形態でないと間を持たせる自信がなかったのとで見送り続けてきたが、インスト部を縮めたバージョンをつくろうと思ったこともあるほど、ずっと演りたかった曲。
今回、ツインギターの見せ場にもなると思い、セットリスト入り即決。
1109takano2_2今回、「理由(の理由)」とともに、高野さん宅でコーラス素材も新録。
演奏後には共演者の方から、盛り上げ曲としてオープニングにもってきてもよかったのでは、と言っていただけてうれしかった。

 
えーっと。以上。

ライヴ映像のノーカットバージョンは、とーまんさんのとこに。(データ渡したんだから自分のとこに上げておけって?)
 
 

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