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2015年4月24日 (金)

「Cry for the moon...」 / 20年ぶりに打込みをした件

 
■きっかけ
2012年4月に音楽活動を再開してから3年。
去る4月18日に6回目のライブの機会をいただいた。
 
これまで5回のライブで、1回につき6~7曲づつをかつてのレパートリーから選び、計22曲をやりくりしてきたのだけれど、そろそろ他の曲も演りたくなっていたところだった。
 
僕は弾き語りができないし(3年前に演ってみて玉砕した)、バンド編成で音を合わせるための時間もなかなか取りにくい。
一方、僕が作った音源を褒めてくださる奇特な方もいらっしゃるので、自作カラオケ+高野さんのギターというスタイルが現状では現実的でベストなスタイルだと思うのだけれど(前回のツインギターはスペッシャ~ル)、ネックなのはなかなか曲を増やせないこと。
 
かつて作った音源を聴くにつけ、「どうやって作ったんだ、これ?」という感じで、(とてもじゃないが、もうできないな)と半ばあきらめていたからだ。

けれど今回、「オケ作るのハードル高いなぁ。」とSNSでつぶやいたところ、Facebookで背中を押してくださった方がいたことと、この歌を唄いたいという想いがあいまって、20年ぶりの打込み作業に踏み切ることができた。
 
■やってみた
Cbplzoju8ae17mkjpglarge_21995年製のYAMAHA CBX-K1XGを押し入れから引っ張り出し、2005年製のMac mini(PowerPC版)に灯を入れて、バンドルされてた初期のGarageBandを立ち上げる。
ついでにマウスも新調した。
ただし、Mac miniもGarageBandも、打込みに使うのは初めてのこと。
 
ほぼ四半世紀前に打込みしてた頃は、まだMacもPCも所有しておらず、KORG 01/W FDを使っていた。
そして1995年の12月に、「DTMをやるために」Macintosh Performa 5220とStudio Visionを買ったのだが、間もなくAdobeの奴隷に成り下がって音楽活動から離れたという悲しい歴史があるw(当時はどちらかというとQuarkXPressメインだったが...ってどうでもいいか)
Performa + Vision + CBX-K1XG を使って形になった唯一の曲が、「理由(の理由)」だ。

 
で、20年ぶりの打込み作業なのだが、これがやりはじめたら案ずるより産むが易し。
ちゃんと身体が覚えている、というか、割とすぐに感覚を取り戻せて、小一時間の作業である程度、曲のカタチにもっていくことができた。
 
ただし、アレンジを固めていく作業は、さすがにおいそれとはいかない。
元々、1986年の冬に作ったこの曲の想定アレンジは、女声ボーカル想定の「THE 歌謡ロック」だった。
当時、組んでいたバンドの、僕が入る前の母体が、アン・ルイスや山下久美子のコピーなどをやっていたので(確証はないが、それらの譜面を支給された)、必然的な流れだったのだが、いま自分が唄うとなると、ちょっと厳しいものがある。
 
試行錯誤の末、詞の内容を必要以上に重く感じさせないように、できるだけ軽い感じで唄えるようにする、というコンセプトで、リズムをシャッフルにしてみた。

で、出来上がったのが、こんな感じ→
(あくまでも、<Pre-Alpha版>という認識です。ギターが乗る前提での音数であることと、なによりリハビリ段階なので、寝起きの化粧なしの顔みたいで恥ずかしいですが、ライブ音源ではほとんど聞き取れないと思うので、好事家の誰かさんのためにw)
 
長いこと二の足を踏んでいたけれど、いったんやってみると、頭の中にある曲が、徐々にカタチになってくる打込み作業は、やはり愉しい。
これを機に、他の未発表曲にも手をつけていきたいなぁ、と思う今日この頃なのであった。
 
■歌詞のこと
さて、ところで。ではなぜ今頃、この曲を演りたくなったのか。
 
それは、昨今の世間および自分自身の持つ、いかんともしがたい「他者に対する不寛容さ」、価値観の異なる他者をなかなか許容できないことへのもやもやが心に引っかかっていたところで、十代の時に書いたこの歌を思い出したから。
 
それでは、そもそも、なぜその時にこの歌を書いたのか。この文章を書きながら思い出したので、せっかくだから記録しておこう。
 
きっかけは、受験勉強中の現実逃避だ。(ありがち)
入試を控えた浪人中の1月のある日、英和辞書をめくっていて、この成句を見つけて、割と一気に書き上げた気がする。
 
当時、阿木燿子が作詞した、渡辺典子の「いつか誰かが…」が大好きで、あんな詞を書きたいと思っていた。
その影響もあって、「Cry for the moon=ないものねだり」というキーワードから、「ディスコミュニケーションを前提とした優しさ」というテーマの歌になったのだと思う。
 
紋切り型の常套句が多いけれど、そこは歌詞を書き始めて1年に満たない時期の習作ということで、見逃してやってくださいまし...(^_^;
 
・・・そしてそれからほぼ30年。当時の自分が今の僕を観たら、価値観や生き方を受け入れられるだろうか?・・・な~んつってな。
 
ということで、歌詞をこちら(↓)に。(今回、ちょびっと修正)

 
====================
 
Cry for the moon...
 
耳から離れない いつまでも響いている
背中を向けたときは そんなこと思わなかった
 
あの子が求めていたものが 何か
本当は誰にも知ることはできない
 
She is crying for the moon.
他人事なら 言えるけど
Nobody can share her moon.
誰も違う 瞳の色
 
心に絡みつく この髪が囁いている
一夜に傷ついていく命の数 揲えられる?と
あなたのダイヤは 彼の硝子玉
なんて気にも留めず 今日も皆 過ぎていく
 
Everybody cry for the moon.
幻影 誰かに映して
If you blow off the cloud on the moon.
誰も同じ 孤独の人
 
Moon 哀しみ 胸に秘めて
Moon 初めて 人は優しさを知る
 
She is crying for the moon.
今日も誰か 口にする
She is crying for the moon.
あの子の涙 知らず
 
Cry for the moon...
 
         (C)hasmi toshihito 1986 & 2015

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